住宅ローンを借りる前に必見!変動金利型の5年ルールと125%ルールとは?

いえ 住宅ローン・減税

変動金利型の住宅ローンを借りる際に、注意が必要なルールは知っていますか?

知らずに借りてしまうと、後で大変なことになるかもしれませんので注意が必要です。

ここでは、変動金利型の住宅ローンを借りる際に適応される、5年ルール125%ルールについて解説していきます。

住宅ローンとは

住宅ローンとは、住宅を購入する際に使えるローンのことで、数千万円のお金を35年や40年などの長期返済が可能な借入金になります。

住宅ローン - Wikipedia

また住宅ローンを借りる際には住宅ローン控除を受けられます。下記記事でも紹介していますので必ず確認するようにしましょう。

住宅ローンにはどんな種類がある?気になる金利型の特徴を比較解説
住宅を購入する際に、住宅ローンを考える人も多いですよね。 でも住宅ローンは金額も大きいし、借りるのが心配になります。 ここでは住宅ローンの金利型について、変動金利型、固定金利型、固定金利選択型の3種類のそれぞれの特徴を解説していきます。
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5年ルールと125%ルール

5年ルールとは?

変動金利型のローンを組む際には、2つのルールを知ったうえで借りるようにしましょう。

変動金利型の住宅ローンを借りた場合は、年に2回の金利見直しタイミングがあります。

返済中にもし市場金利が上昇した場合、この住宅ローンの金利も影響を受けることとなり、返済額が増加する可能性があるのです。

しかし、急激に返済額が増えたら、生活費もあるため大変なことになってしまいますよね。

そこで出来たのが「5年ルール」です。

たとえ金利見直し時に大幅に金利が上がったとしても、5年間は返済額は変わらないというのが5年ルールとなります。

125%ルールとは?

では、金利上昇があった場合に6年目以降はどうなるのかというと、6年目からは返済額が増加することになります。

ただし、急激に返済額が増えてしまうと、返済できなくなる可能性もありますので、そこでできたのが、増加上限を125%までとする、「125%ルール」です。

どちらのルールも住宅ローンの契約者を守るためのルールですので、必ず把握しておきましょう。

5年ルール、125%ルールの落とし穴

住宅ローンの契約者を助けるための両ルールですが、大きな落とし穴がありますので注意が必要です。

もし市場金利が上がった場合、5年間は返済額は変わらないのは説明しましたが、増えた分の金利は減額されているわけではありません

借入金:3,000万円
金 利:0.4%
期 間:35年
月返額:81,429円(元金:71,429円+利息:10,000円

上記の条件で借りた場合に、例えば5年目頭に金利が1%に上がった場合

借入残:2,657万円
金 利:1%
期 間:35年
月返済:81,429円(元金:59,308円+利息:22,121円

返済額は変わっていませんが、利息分の支払いは増えていることから、元金の返済が減ることになります。

利息分が月返済額を超えてしまうと、未払利息の扱いになってしまい、毎月返済しても元金は一切減らない状況に陥ってしまいます。

現実問題として、住宅ローン金利の上昇が数%上がることは想定しにくいのですが、1%程度の上昇起こっても不思議ではありませんので、必ず頭にいれておきましょう。

まとめ

借入れる金融機関や金融商品によっては、5年ルールと125%ルールがない場合もあります。

どちらも住宅ローンの契約者を守るためのルールではありますが、万が一の事態に備えられるように、余裕をもって住宅ローンを組むことをおすすめします。

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