家賃並みの金額でマイホームが持てるって本当?我が家の例で解説します

いえ マイホーム

「賃貸の家賃並みの金額で、マイホームが持てます!」
みたいな広告見たことありませんか?

あれを見るたびに思うのですが、賃貸と持ち家の場合って費用項目が全然違うんですよね。

ということで、家賃と住宅ローン返済額を同じにした場合にどうなるのか見てみましょう。

賃貸にかかる費用

家賃

マイホームを建てる前は、家賃78,000円のところに住んでいました。
間取りは1LDK。今思えば地方にしてはいい家賃とってますよね。

家賃:78,000円
  ・賃料:68,000円
  ・駐車場:10,000円(2台分)

火災保険料と更新料

その他の住宅費用はこんな感じです。

火災保険:500円/月(6,000円/年)
更新料:3,250円/月(39,000円/年)

合計すると
賃貸費用の月額 81,750円

住宅費用はだいたい月81,750円ほどかかっていました。

持ち家にかかる費用

・住宅ローン:60,000円
・火災保険料:2,167円/月(26,000円/年)
・固定資産税:16,666円/月(200,000円/年)

合計すると
持ち家費用の月額 78,833円 

住宅ローン

我が家の住宅ローンの支払いは60,000円

借入金額が3,000万円で返済が40年。変動金利0.35%となっています。

私の場合は1%減税(13年間)を受けられましたので、頭金はあえて入れずに40年にしています。
14年目には繰り上げ返済で一気に圧縮しますよ。

火災保険料

火災保険料は、2,167円/月(26,000円/年)。

賃貸よりも金額はぐっと大きくなりますよ。
新築の場合だと、10年一括払いで入ることが多いですよ。

我が家は地震保険も入っていますが、こちらは5年更新になりますね。
ちなみに保険会社は三井住友海上です。

固定資産税

持ち家にした場合の宿命ですね。
土地と建物の固定資産税です。

新築だと、建物は3年間は固定資産税が1/2になりますよ。
我が家は「長期優良住宅」ですので、5年間になります。

土地の固定資産税は市によっても違います。

ここでは5年後の通常支払うであろう固定資産税で計算。

建物と土地合わせて200,000円/年ほど。
月に換算すると月16,666円です。

住居費用の比較表

費用科目 賃貸 新築
家賃・住宅ローン 78,000 60,000
更新料 3,250 0
火災保険料 500 2,167
固定資産税 0 16,666
合計 81,750 78,833

水道光熱費の比較

次に月の水道光熱費などを比べてみましょう。

賃貸の水道光熱費

・電気料金:7,000円
・ガス代:5,000円
・水道代:2,000円

合計すると
賃貸の水道光熱費 月14,000円

持ち家の水道光熱費

・電気料金:10,000円
・ガス代:なし(オール電化)
・水道代:4,000円

合計すると
持ち家の水道光熱費 月14,000円

水道光熱費の比較表

費用科目 賃貸 新築
電気料金 7,000 10,000
ガス料金 5,000 0
水道料金 2,000 4,000
合計 14,000 14,000

我が家はオール電化を採用。(年平均です。部屋数が増えるとさらに増加するので注意です)
うちの場合は蓄電地があるので夜間に充電して安くしています。
ガス料金=基本料+使用量。オール電化にすると使用量のみが増えるイメージです。
結果として安く抑えることができてます。

水道料金は賃貸の集合住宅よりも高くなります。

【まとめ】賃貸と同じ家賃でマイホームを建てられるのか

費用科目 賃貸 新築
家賃・住宅ローン 78,000 60,000
更新料 3,250 0
火災保険料 500 2,167
固定資産税 0 16,666
電気料金 7,000 10,000
ガス料金 5,000 0
水道料金 2,000 4,000
合計 95,750 92,833

賃貸で住んでいた時の費用  月95,750円
持ち家に住み始めた時の費用 月92,833円

合計すると、新築の方が月3,000円ほど安い結果に。

実際に生活してのデータですがほとんど変わらないようになってます。

結論

もうお分かりかと思いますが、賃貸と同じ家賃でマイホームはやり方次第で可能です。
上記表でみても、家賃が同じなら思いっきりはみ出ますよね。

でも、住宅ローン金額をコントロールすることで、実質同じ支出金額で、同等の生活スタイルを保つことができます。

なんかマイホームを建てられる気がしてきましたよね。
実際に数字に落とし込んでみると、どうすればいいか分かってくるものです。

人によって目標は異なりますので一概にどうといいにくいのですが、必ず後で実績比較するタイミングが来ますので、表を作っておくことをおすすめします。

番外編 

修繕費もかかる

持ち家になると、必ず修繕費がかかってくることもお忘れなく。

ちなみに我が家は大和ハウスで家を建てました。
大和ハウスは、外壁など初期保証が30年あります。
20年近く住んだ人に聞いてみても、ほとんどまとまった金額の修繕はなかったらしいです。

そのため修繕費は20年で300万円ほどを見ていて積み立てしています。

修繕費は必ずどこかのタイミングで発生しますので、年頭においておきましょう。

住宅ローン控除はおまけ

住宅ローン控除を受ける人も多いと思いますので一応書いてみます。
我が家も住宅ローン控除を受けていますが、これを計画には全く含んでいません。

理由は
①住宅ローン控除は入金のタイミングがずれる
・年度末に申請(年末調整)するもので、月々のキャッシュには変わりはありません。
②支払金利の分が戻ってきているため
・3,000万円借りたら、返すのは「3,000万+金利分」です。自己資金で払っていれば、本来払わないでいい金利分を支払っていて、その金利分が戻ってきているだけです。

住宅ローン控除をあてにしすぎるのは危険です。
13年後からは、所得税と住民税が普通にかかってくることを忘れないようにしましょう。

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